昨年まではバラに発生した病気や害虫の駆除目的で薬剤の散布を行なっていましたが、予防散布を行っていないので発生を減らす事が出来ませんでした。
薬剤の使用は濃度や散布方法を誤るとバラや他の植物、人間、近隣まで影響があり病気や害虫の発生と薬剤使用頻度のバランスが、バラの成長の妨げになっていました。
2013年は天然原料100%のアグリチンキ36を定期的に予防散布して極力、薬剤は使用せずに成長を見守っていこうと思います。
バラの薬剤
昨年まで使用していた薬剤の一部です。
薬剤と言っても多種多様にあり殺虫剤、殺菌剤、殺虫殺菌剤等を使い分ける必要があり同じ薬剤を使い続けると抵抗性ができ、数回で別の薬剤に変える必要があります。
殺虫剤
害虫駆除目的の薬剤ですが、害虫の種類によって薬剤も変わってきます。
害虫に直接、薬剤を散布して退治するタイプから株元や葉に散布して害虫に薬剤を食べさせるタイプまで害虫によって様々です。
飛来する蝶類やかみきり虫、チュウレンジハバチ等の成虫は捕殺はできてもバラへの被害は残ります。
殺菌剤
うどんこ病や黒星病、カビ病等、カビ菌による病気の予防と駆除に使用します。
病気発生前の予防で効果が上がりますが、抵抗性ができる前に薬剤を変える必要があります。
殺虫殺菌剤
殺虫剤と殺菌剤の成分が配合された薬剤なので頻繁に利用できます。
害虫駆除目的で散布すると、発生前の病気予防にも効果があります。
殺虫殺菌剤、数種類を使い分けるのが駆除、予防、抵抗性に最適かと思われます。
天然原料の薬剤
天然原料の薬剤はバラや植物、人間にもやさしく、安心して利用できますが化学薬剤に比べ、効果は弱いかもしれません。
竹酢液
土壌改良目的で土に散布する事で微生物が増殖し、植物が活性され、花や葉の色が鮮やかになるそうですが、鮮やかになったかどうかは比較できないので効果の程は分かりません。
独特の強い臭いがあり、散布する事で害虫が逃避する予防散布の効果があります。
のら猫避けにも良いそうですが、臭いが付近に漂うのが難点ですかね
アグリチンキ36
バラの鑑定士「小山内健」さん(京阪園芸㈱)の推奨品、天然原料100%のアグリチンキ36です。
杉、桧、ヒバ等35種類の植物とカニ殻キチンキトサンを原料とした人畜無害の植物活性エキスです。
アグリチンキ36の効果について販売者さんに電話でお話を伺いました。
バラの病気や害虫の予防には1000倍に薄め、週1回程度の散布、発生した病気や害虫の駆除には500倍で散布すれば、広がりを防げるとの事でした。
種から育てているバラの新芽に、すでにうどんこ病が発生していたのですが、早速、500倍で2回散布しましたが、今のところ広がる様子はありません。
3月4月は、うどんこ病やアブラムシが発生しやすいですが、新芽や葉の数も少なく500ccや1000ccの噴霧器で数回予防散布すれば済みます。
バラ以外の花や木、野菜にも散布出来るので、バラ、植木、野菜の混合する庭に最適です。
夏場には大型の噴霧器ですべての植物にタップリと気がねなく散布出来そうです。
既に使用されている方のブログを拝見してもアグリチンキ36ですべての病気や害虫に効果があるかは疑問ですが、1年を通して定期的な予防散布をすれば効果やバラの成長度合いは検証できると思っています。
効果があれば随時、紹介していきます。
アグリチンキ36の成分や効果についての詳しい資料も販売者さんから頂いていますので推薦できるような効果があれば、紹介していきます。
化学薬剤と天然原料のメリット、デメリット
個人的に感じたメリット、デメリットをまとめました。
化学薬剤のメリット、デメリット
メリット
○ 早い駆除効果がある。
○ 殺虫殺菌剤は駆除と予防に効果がある。
デメリット
○ 害虫の種類によって数種類を使い分ける必要がある。
○ 抵抗性があるので、頻繁には使えない。
○ 有害物質で有るので保存、使い方に注意が必要。
○ 駆除や予防のつもりが薬害を起こす事もある。
○ 散布する人もマスク、手袋等の防具が必要。
○ 近隣、周辺への配慮が必要。
○ 使い切るか土中に捨てる必要がある。
天然原料のメリット、デメリット
メリット
○ 人畜無害はバラにもやさしい。
○ 気がねなく散布できる。
○ 防具も必要無い。
○ 野菜や植木にも散布できる。
○ 土壌改良にもなる。
○ 費用は高めでも1種類で効果があれば数種類必要な化学薬剤よりお得。
デメリット
○ 害虫駆除効果は未定。
○ 効果を得るためには定期的な散布が必要。
最後に
愛情込めて育て、成長しかけたバラを、うどんこ病やチュウレンジハバチの被害で葉を落としたり若い枝を切るのは残念ですしバラが可哀想です。
病気や害虫の予防散布で綺麗で元気なバラの花が咲く様につとめたいですね!