バラの新芽

3月に入り急に暖かくなり芽が一気に伸び始めました。

大切な芽かきや整枝作業について紹介します。




バラの芽かき作業

バラの新芽の芽かき

根が活動を始める3月になると、新芽が膨らみ、一気に葉が伸び始めます。

特に元気なハイブリットティーやフロリバンダのバラの元気な枝の先端部分では1ヶ所から3本の芽が出てきます。
そのままにしておくと、細い枝が3本になり、蕾や花の成長に影響が出てきます。

特に一枝一輪の大きな花を咲かせたいハイブリットティーの場合は必ず手でも摘めるやわらかい芽の間に大きな芽一つを残して摘み取ります。

葉が伸び、1番花の太い枝へと育っていきます。

バラの整枝作業

ミニバラの新芽

新芽から葉が伸び始めると、思わぬ場所から芽が出て混み合ったり、逆に芽が出ず、成長しない枝も出てきます。

風通しが悪くなると、うどんこ病やアブラムシも発生しやすくなります。
余分な新芽の芽かきや枯れ込んだ枝の剪定も成長前に行うと簡単です。

成長に合わせて混み合ってくる枝や日陰になる枝を剪定いきます。

マルチングと水やり

わらや水苔による株元のマルチングで雑草の発生や乾燥を防ぎ、土の跳ね返りによる黒星病の防止にもなります。

水やりも本格的に土の表面が乾いた頃に与えます。

水やりの際にうどんこ病やアブラムシが発生していないか観察し、時には拡大鏡でアブラムシがいないか確認して下さい。

地域や環境によって、せっかくの新芽をおそ霜で傷め、成長を遅らせる事もあります。
一時的に不織布等で防寒して新芽を守ってあげたいですね!