2014年も地植えバラ、クイーン・エリザベス、HT(ハイブリッド・ティ)が元気に咲きました。
冬剪定前から開花までの成長記録です。
地植えクイーン・エリザベスの冬剪定
2月の地植えクイーン・エリザベスの画像です。
2014年は1月、2月に冬の管理作業が出来ず、2月の中旬には先端から芽が吹き出しています。
近年は秋バラの剪定後、葉が枯れて全てが落ちなくなり、手作業で付け根から葉を落とし、害虫の越冬を防いでいます。
3月10日の画像です。未だ冬剪定ができてません!
株元、短い枝の新芽部分を残し、それ以外の剪定を行った後の画像です。
すべての枝を同じ高さには出来ませんが、出来る限り揃えるか、太い枝を短めに切る様にしています。
太い枝の新芽は伸長が盛んで、同じ高さに揃えても、花の高さは揃いません。
益々、細枝が成長しにくくなります。
時には内芽になっても1番花の高さを揃え、すべての枝を成長させたいと思っています。
冬剪定後、周囲に穴を掘り元肥を施しています。
地植えクイーン・エリザベスの特徴
クイーン・エリザベスは木立性の中でも横張りが少なく、直立性で上へ上へと伸長していきます。
特に地植えで古株のため、株元が太く、根が張っているので、成長は旺盛です。
花が開花するまでに50センチ~1メートルも伸びる枝が多くあります。
開花ごとに短く切り詰めても、秋バラは2~2.5メートルにもなります。
地植えはうどんこ病や黒星病にも強く、害虫駆除に気を配れば元気に育ってくれます。
葉っぱも濃い緑で厚く、風や雨で反ることもありません。
トゲも比較的少なく、剪定や切り花など、作業のやりやすいバラです。
丸弁で中輪の濃いピンクの花が太い枝に支えられ太陽に向かって咲く姿はクイーン・エリザベスの名に相応しい容姿でもあります。
クイーン・エリザベスの開花
冬剪定が3月になり、開花時期が遅れことを心配しましたが、例年通り5月の初旬に1番花が咲きました!
房咲きに咲く習性があるので、芽かき作業をしない限り、同じ高さに蕾が並び、中央の花びらが形良く十分に開きにくくなります。
中旬には色づいた蕾も増えてきました。
1番花を切り取った脇の蕾も1週間後には並んで咲きました。
5月20日には赤いバラ、宴と揃って満開です!
丸弁盃状咲きの容姿です。
太い枝がどんどん伸び、切り花に最適です。
開き初めの膨らみを持った花が1番のお気に入りです。
最後に
バラの殿堂入りで有名なクイーン・エリザベスはピンクで丸弁の優しい雰囲気のバラですが、これで大輪だったら、もっと人気があるだろうと何時も思っています。
とは言え、毎年、同じ様に咲いてくれ、作業が楽な強健種を大切に守っていきたいです!