つるバラの最盛期も終わりに近い5月下旬、アイスバーグの白い花が咲き乱れ、おしゃれな建物とマッチしたバラ好きお宅を訪問し奥様にお話を伺いました。
人気のバラ、アイスバーグの特徴と合わせて紹介します。
バラ アイスバーグの特徴
バラ、アイスバーグの正式名はシュネービッチェンと呼ぶドイツ生まれのフロリバンダ・ローズです。
別名でアイスバーグやフェデネージュと呼ばれていますが、日本ではアイスバーグで有名です。
八重平咲きの中輪花で四季咲き、僅かに香るアイボリーがかった白い花が房咲きに咲き、緑の照葉が綺麗でトゲも少なく、病気になりにくい種類で育てやすく、白花の名花として人気があり、初心者にお勧めのバラです。
つるバラ、アイスバーグ
イギリス生まれでフロリバンダ・ローズの枝変わり品種です。
花つきの良い房咲きや浅緑の照葉等、白花の名花の良さはそのままで、つる状の枝が半横張りによく分岐します。
素直な樹形と旺盛な生育で管理がしやすく、壁やドーム等に仕立てやすく、病気になりにくい種類として人気があります。
バラ好きお宅訪問
数年前から交通量の多い道路沿いに、バラの季節になると綺麗に手入れされたアイスバーグが咲き乱れ、車で通るたびに見とれていたお宅に、バラの写真を撮らせて下さい!とお願いし、快くお話を伺いながら、写真を撮る事ができました。
バラ好きかどうか、手入れされてるかどうかは、何度も見ていれば分かります。
- 毎年、沢山の花が綺麗に咲いている。
- 樹高が揃っている。
- 花が終わると、綺麗に剪定されている。
- 歩道や隣地に迷惑がかからないよう配慮されている。
等、気遣いのできる人は優しい方に違いないと思えた訳です。
決して広いとはいえない庭に所狭しとバラ以外の花も植えられていました。
バラ好きお宅のアイスバーグ
9年程前、新居を建てられる時に、どうしてもバラを育てるスペースが欲しく、反対側のガレージスペースを普通車から、軽自動車スペースにして新居位置をずらして建てられた!と言うバラ好き、熱の入れようがひしひしと伝わってきました。
つるバラ、アイスバーグは植えられて8年程になり、株元では5センチ以上、フェンス下を横に這っている主枝は直径が3センチ程ありました。
記事中のアイスバーグの写真全てが1本のアイスバーグのバラ画像です。
アイスバーグの仕立てやすさと日頃の手入れの賜物と感心させられました。
驚いた事に、冬場に株元に肥料を与える以外、薬剤散布はせず、自然に任せているとの事。
少しは、うどんこ病による花びらのシミもありましたが、陽当り、風通し、病気になりにくい強健種アイスバーグと剪定等の手入れの良さがマッチした、バラ好きお宅のアイスバーグでした。
最後に
アイスバーグ以外にも数種類のバラが植えられ、赤と白のバラと明るいベージュの壁面のコントラストが鮮やかでした。
手入れ以外にバラを長く育てるには、陽当り、風通し、病気になりにくい品種選びと三拍子揃った条件が、いかに大切かを思い知る有意義なバラ好きお宅訪問でした。
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