ヨトウガの幼虫

元気よく育つミニバラの混み合った葉に黒いフンが付いている事があります。

ヨトウガの幼虫のフンです。

夜の間に葉を食い荒らします。

日頃からの観察と早めの対処が大切です。




ヨトウガの幼虫

ガの幼虫で5月頃から11月頃まで活動します。

夜に活動する事から夜盗虫(ヨトウムシ)と呼ばれています。

葉をカスリ状に食い荒らし、花びらにも、被害を与えます。

混み合った葉の根元からヨトウガの幼虫を見つけるのは大変です。

画像の幼虫は葉ダニの被害にあったミニバラの葉を取り除いて見つけました。

ヨトウガの対処法

葉の裏に卵が産み付けられていれば、葉を落とせば済みますが、幼虫になると夜の間に動き回り、昼間は葉裏や根元に潜んでいます。

よく観察して捕殺するしかありません。

ミニバラを他の花と寄せ植えにして楽しむ事もありますが、菊やゼラニューム、パンジー等にも発生しやすいので、寄せ植えや保管場所にも気をつけましょう!

ヨトウガ以外にも似たような幼虫がいます。

  • 枝や幹を輪状に食い、中に入るコウモリガの幼虫
  • 葉を巻きつけて中に潜んで葉を食害するハマキガ
  • ブランコケムシとも呼ばれる幼虫が葉を食い荒らすマイマイガ
  • シャクトリムシの1種で葉を食い荒らすホソオビアシブトクチバ

 

いずれの幼虫も、見つけ次第捕殺しますが、時々は株元の土を掘り返したり、日頃の観察と混み合った葉の剪定で風通しよくする事が大切です。