バラを育てて見たいけど難しそう等と思っている園芸好きの方も多いのでは?
そんな方に初めてのバラにミニバラをお勧めします。
コンパクトで移動や管理も簡単、花の種類も豊富で華やかさも変わりません。
長年育てる方法や5倍楽しむ方法、育て方を紹介します。
ミニバラの特徴
ミニバラ(ミニチュア・ローズ)と言っても樹高が30cm程の標準的なミニバラから地を這うようなミニバラ、1m程の特大サイズまで100種類以上多種多様に有り、新しい交配種が次々と誕生しています。
花の大きさもミニサイズから大輪まで有り、花の色や花弁の形、四季咲き等の咲き方まで一般のバラと何ら変わりません。
育て方も一般のバラと変わりませんので、コンパクトで移動や管理が楽なミニバラを初めてのバラとしてお勧めするのです。
ミニバラを育て、慣れた頃から一般のバラを育てれば、失敗が少ないと思えるのです。
ミニバラが枯れる理由
園芸店やホームセンター等の園芸コーナーで見かけるミニバラのポット苗や小さなプラスッチック鉢に植えられたミニバラを購入したが、花が終わった後に枯らしてしまった!と言う方が居られました。
その方は、プラスッチック鉢に植えらていたため、購入後水遣り以外に何もされてませんでした。
ミニバラの育て方の知識が少しでも有れば、枯れる事もなく、長年楽しめたはずなのです。
ミニバラを5倍楽しむ方法と育て方
ここからは、私が育てているミニバラの画像と共に育て方を紹介します。
私がミニバラを初めて購入したのは、2010年5月でした。
ポットに植えられていた赤と黄色のミニバラを6合鉢に植え替えた直後の画像です。
2010年に購入した赤と黄色のミニバラが今年も沢山花を咲かせています。
更に、2013年にはミニバラの大輪、フジサン・フォーエバーを購入し現在に至っています。
ミニバラは3種類ですが、今では15鉢で咲いているのです。
今年のフジサン・フォーエバーは大きな蕾の状態で開花には至っていません。
フジサン・フォーエバーは花系が大きく、次第に色変わりする様に見応えたっぷりのミニバラです。
ミニバラの大輪、フジサン・フォーエバーの七変化!をご覧下さい。
ミニバラを5倍楽しむ方法
園芸店で売られているミニバラは5本のミニバラが寄せ植えされているのが殆どです。
売られている時期は植え替えの時期ではないので、その年は鉢増しで育てるのが最善です。
バラの植え替えは休眠期に入る冬場に行いますが、ミニバラを初めて購入したのは5月でした。
そのため、土を崩さず鉢増しをして周囲に用土を加え、育てました。
購入1年目の冬場に1本づつ6号の温駄鉢5ケに植え替えを行いました。
一気に5倍に増えました。
1本づつに植え替える事で、ミニバラに病気や害虫の被害が合っても、最小限の被害に抑える事が出来、其々に置き場所も変えられ、切り花感覚で室内に飾る事も可能です。
ミニバラの育て方
ミニバラを育てる上で注意したいのが、ハダニによる害虫被害です。
画像は購入した年の夏にハダニによる被害で葉っぱを落としたミニバラです。
5本のミニバラが植えられているのが確認できます。
ハダニは高温になる夏場に混み合った葉が乾燥し、風通しが悪くなると発生しやすく、購入した年は5本のミニバラの葉が込み合ってハダニの被害に会いました。
ハダニは虫眼鏡で見ないと分からない位小さなダニが葉の裏側にビッシリと付いて養分を吸い取るので、被害が大きくなるまで発見が遅れる場合があります。
被害が大きい場合、殺虫剤を噴霧するより、思い切って葉を全て落とし、枝の先端を切ってあげると、新たな芽吹きが始まります。
ミニバラの大敵害虫、葉ダニをご覧下さい。
全ての葉を落としてから1週間後には新芽が出始めます。
2年目からは1本づつに植え替え、風通しも良くなりハダニの被害は起きていません。
花が終われば5枚葉の上で剪定する事や、肥料の与え方、用土等も一般のバラの用土と変わりはありません。
最後に
最初に購入したミニバラの赤と黄色は10年目の今年も元気に花を咲かせました。
2年目に株分けしてあげれば、1本1本が丈夫に育ってくれます。
ミニバラが育てられれば、一般のバラも育てられます。
先ずはミニバラから育ててみては如何でしょうか!