2014年もバラの季節になりました!
今年も1番花は赤いつるバラ(クライミングローズ)ブレーズから満開になりました。
つるバラ、ブレーズの特徴と挿し木から5年の成長記録です。
5月に入りバラ園でも、まず眼に入るのは、アーチや、壁面を覆う、つるバラ(クライミングローズ)です。
わが家でも、つるバラや半つる性のバラの開花が早く、シュラブやハイブリット・ティの開花は1週間ほど遅れ、咲き揃うには2週間ほどの差があります。
最初の画像は、ご近所で咲く赤いつるバラ、ブレーズの親木です。
特別、消毒や手入れをされなくても毎年、沢山の花を咲かせる強健種です。
2010年の6月に花がらを譲り受け、挿し木(夏挿し)を開始!
8月には新芽が出始め、1本単位で植え替えています。
2011年も成長は著しく、5合鉢では、支えきれません。
つるバラで強健種とあっては、地植えするのが最良です。
2012年2月、水路沿いの無機質なコンクリート壁を飾るため、地植え、誘引をしました。
地植えには、予め、元肥となる堆肥、油かす、骨粉、熔成リン肥を入れています。
5月には、ちらほらとブレーズの花が咲き始めています。
2013年の5月には誘引2段目、2012年のシュート更新枝に花が咲いています。
つるバラ(クライミングローズ)は、前年の更新枝に花を咲かせる性質があるのですが、正にその通りの結果になっています。
2014年は2013年に横誘引から縦に伸びた枝に花が咲き、誘引不足で垂れ下がっています。
ここまで成長すれば、水路沿いを歩く人が立ち止まり、写真を撮る姿も見受けられ、地植えした甲斐がありました。
今後はバランスよく花が咲く状態を想定した誘引をしようと思っています。
唯一つ、咲き方が一季咲きで春だけしか咲かないのが残念です。
秋にも咲く、返り咲き品種だと、もっと良かったと悔やまれます。
つるバラの挿し木の成長写真を5年も撮りながら、公開できなかったのは、ご近所から譲り受け、名前が不明だったからでした。
2014年にようやく、バラ図鑑よりブレーズである事が分かり、公開できました!
今でこそ、あらゆる品種の挿し木に挑戦していますが、初めて挑戦して、立派に成長した事が、その後の挿し木に活かされています。
病気に弱い品種は根も育っていない間に、うどんこ病などで新芽がやられる事も、ありえます。
これから挿し木で育ててみたい方には、つるバラの強健種をお奨めします。
2015年も冬の晴れ間に、挿し木から6年目の強健種つるバラ、ブレーズの剪定と誘引作業を行いました。細い枝を剪定し、2014年に新しく伸びた枝を中心に横誘引の様子です。