バラを育てる中で頭を悩ますのが、害虫の被害とバラの病気です。

特に駆除の難しい羽のある成虫は、葉の裏や若枝に卵を産み付けます。

日頃からの観察と早めの対処が大切です。




チュウレンジハバチの成虫

チュウレンジハバチの成虫-2

 

4月から5月に現れ出す、チュウレンジハバチの成虫は体長1~2cmで、羽は黒いですが腹がオレンジ色が特徴です。

お尻から産卵管を出して柔らかい枝に傷を付け、産卵するので、見つければ、動かないので捕殺は簡単ですが、産卵跡に殺虫剤を散布してもあまり効果がなく、枝を切り落とすのが最良です。

チュウレンジハバチの被害痕

 

飛び回る成虫の効果的な防除法は捕殺以外にありません。

産卵跡が多ければ枝を全て切り落とす事が出来ません。

チュウレンジハバチの幼虫

チュウレンジハバチの幼虫-1

 

7月撮影の画像です。

そのままにしておくと、産卵後に幼虫が若葉を食べ、枝先から丸坊主にしてしまいます。

チュウレンジハバチの幼虫-2

 

幼虫は小さいので見つけにくく、葉跡や、糞痕を見つければ、捕殺や殺虫剤の散布をします。

産卵跡があれば1~2ヶ月で幼虫が活動するので、注意深く観察して、被害を最小限に食い止め、バラの花と成長を楽しみましょう!